冬に使う毛布を洗いたいけれど、うちの洗濯機で洗えるのか、何キロあれば入るのか、と気になりますよね。
この記事を読めば、洗濯機の容量ごとに洗える毛布の重さと枚数、ぎゅうぎゅうのときの入れ方、入らないときの対処がひととおり分かります。
先に結論を言うと、洗濯機の「7kg」「8kg」は、洗える毛布の重さではありません。
洗える重さは毛布コース(毛布を洗うための専用コース)の上限で決まり、7kgの縦型なら3〜4.2kgほど、シングル1枚が目安ですよ。
毛布は何キロの洗濯機で洗える?
シングルの毛布1枚なら、5kgの縦型でも洗える機種があります。※1
ダブルの毛布なら、8kg以上がひとつの目安です。容量ごとの目安を図にしたので、自分の洗濯機に当てはめてみてくださいね。

洗濯機の「◯kg」と毛布の重さは別
洗濯機の「7kg」は、ふだんの衣類を洗える量です。毛布は毛布コースで洗い、そのコースで洗える毛布の重さは別に決められています。
たとえば8kgの縦型でも、毛布コースで洗えるのは3.6kgまでという機種があります。※2
容量だけで決めずに、毛布コースの上限を見ておくと安心です。
7kgまではシングル1枚が目安
7kgまでの洗濯機なら、洗えるのはシングル1枚が目安です。7kgでもダブル1枚まで洗えるものはありますが、ダブルや薄手のシングルを何枚かまとめて洗えるのは、8kg以上に多いですよ。
| 洗濯機の容量 | 毛布コースの上限 | 洗える毛布の例 |
|---|---|---|
| 4.5〜5kg | 2〜3kg | シングル1枚(毛布コースが無いものもある) |
| 6〜7kg | 3〜4.2kg | シングル1枚(ダブル1枚まで洗える機種もある) |
| 8〜10kg | 3〜4.7kg | ダブル1枚まで洗える機種が多い |
| 12〜13kg | 4.5〜6kg | ダブル1枚、または薄手のシングル4枚まで洗える機種もある |
※縦型・ドラム式の機種の例で、洗濯だけの上限です(2026年10月時点)。乾燥までするときの上限はもっと低くなります。薄手のシングルは1枚1.5kg以下のものです。綿の毛布は、上限が別に決められている機種もあります。
毛布の重さは体重計で量れる
毛布の重さは、体重計で量れます。毛布を抱えて体重計に乗り、そこから自分の体重を引いてみてください。
量れないときの目安は、アクリルなど化繊(化学繊維)のシングルで約2.8kg、綿のシングルで約1.4kgです。厚手の毛布は見た目より重いことがあるので、一度量っておくと安心です。
毛布の大きさは、シングルが140×200cmほど、ダブルが180×230cmほどです。※3
重さが上限より軽くても、このサイズより大きい毛布は洗えない機種があります。重さとあわせて、毛布の大きさも測っておいてくださいね。
メーカーで上限は違う?
同じ容量でも、毛布コースの上限はメーカーと機種で違います。7kgの縦型だと、3kgまでの機種もあれば、4.2kgまで洗える機種もあります。
6社の機種の例を、縦型とドラム式に分けて並べました。同じ容量の行で比べると、差がひと目で分かります。
| メーカー | 縦型(容量:毛布の上限) | ドラム式(容量:毛布の上限) |
|---|---|---|
| パナソニック | 5kg:2.8kg/8kg:3.6kg/9〜10kg:4.2kg/12kg:6kg | 10kg:4.2kg/12kg:6kg |
| 日立 | 5kg:2.4kg/7kg:4.2kg/8〜10kg:4.7kg/12kg:6kg | 13kg:6kg |
| シャープ | 7kg以下:約3kg/8kg以上:約4.2kg | 7kg以下:約3kg/9kg以上:約4.7kg |
| 東芝 | 4.5kg:2kg/5〜7kg:3kg/10kg:4.7kg | 12kg:6kg |
| アクア | 7kg:4.2kg(化繊の毛布) | 8kg:4.6kg/12kg:4.5kg |
| ハイアール | 9kg:3kg | 4.5kg:毛布洗いなし/8kg:3kg/9kg:4.5kg/12kg:4.5kg |
※各社の公式サイト・取扱説明書に載っている機種の例で、洗濯だけの上限です(2026年10月時点)。同じ容量でも機種によって違います。
いちばん確かなのは、自分の洗濯機の取扱説明書です。「毛布」のページに、洗える重さ・サイズ・素材が書かれていますよ。※4
説明書が見当たらなければ、洗濯機に書かれた型番で検索すると、メーカーのサイトで読めます。
ぎゅうぎゅうでも洗える?
ぎゅうぎゅうに詰めて毛布が洗濯槽の中で動かないと、汚れが落ちにくくなります。たたみ方を変えるとすき間ができて回りやすくなるので、まずは入れ方から見直しましょう。
毛布は、おまかせや標準のコースでなく毛布コースで洗います。たたみ方は縦型とドラム式で違うので、下の図で自分の洗濯機のほうを見てくださいね。
片寄ると脱水で止まることもある
毛布をたたんだまま重ねて入れたり、片寄ったまま回したりすると、脱水のときに大きく揺れたり、エラーで止まったりします。※5
運転を始めたら、毛布が回っているか少し見ておくと安心です。止まったときは、毛布を洗濯槽の中に均一に入れ直して、もう一度回してみましょう。
縦型は巻いてヘリを下に

縦型の洗濯機は、毛布を縦に長く折って端から巻き、ヘリ(ふちの縫い目)を下にして入れる機種が多いです。※6
シングルなら、縦に半分、さらに半分に折ってから巻きます。6つ折りのまま入れる機種もあるので、説明書の図に合わせてくださいね。
洗っている途中で毛布が浮いてきたら、一時停止して、浮いた部分の空気を押し出しましょう。※7
ドラム式はびょうぶ折りで角を奥に

ドラム式は、毛布を4つ折りにしてから、びょうぶ折り(じゃばらのように交互に折る)にしてドラムに入れます。毛布の角や端は、ドアの側でなく奥に向けます。※8
毛布や洗濯機が傷む原因になるので、ねじったり丸めたりして無理に押し込まないでくださいね。
ネットや洗濯キャップが要る機種もある
毛布が浮いたり飛び出したりしないよう、毛布用の洗濯ネットか洗濯キャップ(洗濯槽にかぶせるフタのような付属品)を使う洗濯機があります。
縦型に多いですが、ドラム式でも3kg以上の毛布にはキャップが要るものがあります。※9
ネットやキャップが要るか、市販のネットでよいかは、機種ごとに決まっています。指定のものを使わずに故障すると、保証の対象外になる機種もあるので、説明書で確かめてくださいね。
説明書で市販のネットを使ってよいとされている縦型なら、大物洗い用のネットをひとつ用意しておくと、毎年の毛布洗いが楽になりますよ。
ドラム式は、毛布をネットに入れない機種が多いです。ネットに入れると脱水できなくなるものもあるので、説明書でネットが使えないと書かれていれば、そのまま入れてください。
洗えない毛布は?
ウールやカシミヤなど獣毛の毛布は、洗濯機で洗えません。電気毛布や毛足の長い毛布も洗えないことが多く、タグの無い毛布も洗わないほうが安心です。※10
迷ったら、タグと説明書を見てから決めましょう。
洗濯表示に×があるもの
毛布のタグに、水の入ったおけに×の印があれば、家では洗えません。※11
洗濯機や手洗いのマークがあっても、重さやサイズの条件は別です。
ウールなど獣毛と、毛足の長い毛布
ウール(毛100%)の毛布は、洗濯機では洗えません。洗えるのは、アクリルやポリエステルなど化繊の毛布と、綿の毛布です。※12
毛足(表面の毛の長さ)が1cm以上の長い毛布も、洗うと毛が倒れてしまうので、洗えないとしている洗濯機があります。ふわふわの毛布は、説明書の毛足の条件を見てから決めてくださいね。
電気毛布は説明書しだい
電気毛布は、そのままでは洗濯機で洗えません。「洗える」と書かれた電気毛布だけ、その電気毛布の説明書のとおりに洗います。
洗える電気毛布でも、洗濯機の乾燥は使いません。干して乾かしてくださいね。
乾燥までできる?
乾燥までできるのは、洗濯だけのときより軽い毛布です。乾燥できる上限は、ドラム式で1.5〜4kgほど、縦型の洗濯乾燥機で1.5〜3.6kgほどです。
乾燥はシングル1〜2枚ほどまで
洗濯は6kgまで洗える大きい洗濯機でも、乾燥は3〜3.6kgまで、と分けて決められていることが多いです。乾燥まで続けられるのは、化繊のシングル毛布1〜2枚ほどと考えておくといいですよ。
洗濯キャップを使う重い毛布は、乾燥にかけられない機種もあります。キャップが熱で変形するおそれがあるためです。※13
綿の毛布は乾燥できない
綿の毛布は、洗濯機の乾燥にかけると縮むおそれがあるので、干して乾かします。乾燥できるのは、アクリルやポリエステルなど化繊100%の毛布です。※14
入らないときはどうする?

家の洗濯機に入らない毛布は、コインランドリーの大きい洗濯機で洗えます。ダブルの毛布をよく洗うなら、洗濯機の買い替えを考えるのもひとつです。
コインランドリーなら10kgで約3枚
コインランドリーの洗濯機は、10kgならシングルの毛布約3枚が目安です。※15
22kgのように、家の洗濯機よりずっと大きい洗濯機を置いているお店もあります。※16
乾燥機も大きいので、洗ってから乾かすまでその日のうちに終わるのがうれしいですよね。お店によって置いてある洗濯機は違うので、行く前にお店のサイトで大きさを見ておくと迷いません。
コインランドリーでも、毛100%の毛布は洗えません。家で洗うときと同じく、タグを見てから持っていきましょう。
買い替えるなら毛布コースの重さで選ぶ
毛布を家で洗いたくて買い替えるなら、容量より毛布コースの上限で選びます。ダブルの毛布を洗うなら、毛布コースで「ダブル」が洗えると書かれた機種にします。
8〜10kgクラスには、4.2〜4.7kgまで洗える機種が多くあります。家族のシングル毛布をまとめて洗いたいなら、12kgクラスで6kgまで洗える機種を探すと選びやすいですよ。
カタログや公式サイトの「毛布」の欄に、洗える重さとサイズが書かれているので、買う前に見比べると選びやすくなります。
まとめ
- 洗える毛布の重さは、洗濯機の容量でなく毛布コースの上限で決まる
- 7kgまではシングル1枚が目安。8kg以上になるとダブル1枚まで洗える機種が増える
- 同じ容量でも上限は機種で違う。自分の洗濯機の説明書の「毛布」のページを見る
- 縦型は巻いてヘリを下に、ドラム式はびょうぶ折りで角を奥に入れる
- 獣毛・毛足の長い毛布・洗濯表示に×のある毛布は洗わない。電気毛布は「洗える」と書かれたものだけ
- 乾燥の上限は洗濯より低い。綿の毛布は干して乾かす
- 入らない毛布は、コインランドリーの大きい洗濯機で洗える
洗う前に、まずは毛布のタグで洗えるかを見てください。そのうえで、説明書にある毛布コースの重さ・サイズと、量った毛布の重さ・大きさを比べてみてくださいね。
重さもサイズも収まっていれば、家の洗濯機で洗えますよ。
出典:※1 パナソニック「NA-F5BE2 取扱説明書」 ※2 パナソニック「毛布を洗うのにおすすめの洗濯機は?」 ※3 アクア「AQW-V7R 取扱説明書」 ※4 シャープ「毛布コースで洗濯・乾燥できるものは?」 ※5 日立「NW-70F カンタンご使用ガイド」 ※6 日立「縦型洗濯機で毛布を洗う方法」 ※7 シャープ「ES-GE60P 取扱説明書」 ※8 アクア「AQW-F8N 取扱説明書」 ※9 東芝ライフスタイル「自宅で毛布を上手に洗うには?」 ※10 東芝ライフスタイル「毛布などの大物を洗う」 ※11 消費者庁「洗濯表示」 ※12 日立「洗濯機 ご使用上のお願い」 ※13 日立「BD-STX130K 取扱説明書(毛布コース)」 ※14 パナソニック「毛布の洗濯・乾燥」 ※15 Baluko Laundry Place「セルフランドリーの機器」 ※16 WASHハウス「洗濯できるもの、できないもの」

