皆さんは、PMSに悩んだ経験はありますか?
PMSとは「月経前緊張症」とも言われ、生理の前に起こります。
イライラしたり、身体が何となく怠かったりと、心や身体の不調を指すものです。
一般的に婦人科では、このような不快な症状が、3ヵ月以上繰り返して続き、日常生活にさしつかえるほど症状がひどい場合に、月経前症候群(PMS)と診断されるようです。
ここまでひどい症状ではなくても、生理が来るごとに、イライラや落ち込む気分になったり、身体がしんどかったりすると、本当に辛いですよね。
女性ホルモンって?
月経には女性ホルモンが関係している、という事はご存知の方も多いと思いますが、どのようなメカニズムでコントロールされているかご存知でしょうか?
女性ホルモンと一言で言っても、実際には2つのホルモンが存在します。
- エストロゲン
- プロゲステロン
エストロゲンは「卵胞ホルモン」とも言われ、排卵前に分泌量が増え、妊娠の準備を整える役目があります。女性ホルモンというと、大体エストロゲンを指していることが多いようですね。
このホルモンの影響で、お肌や髪がツヤツヤになったりしますので、まさに女性らしさを形づくっているホルモンといえます。
ちなみに、このエストロゲンに似た働きをするものとして注目されているのが「イソフラボン」です。
豆乳や豆腐、納豆などの大豆製品に含まれています。
もう一つの女性ホルモンは、プロゲステロンです。
「黄体ホルモン」とも言われます。
こちらは、排卵後に分泌量が増え、受精卵が着床しやすいよう子宮内を整える役割があります。水分の保持と皮脂分泌を促す作用もあるので、生理前にむくんだり、ニキビができたりするのは、このホルモンによる影響が大きいと言われます。
月経周期とはこの2つのホルモンの量のバランスが変化することによって、起こっているのです。
月経周期と女性ホルモンの関係
2つの女性ホルモンと月経周期の関係は以下のようになっています。
- エストロゲンが増えて、排卵の準備が行われる
- 排卵が起こる
- プロゲステロンが増えて、妊娠の準備が行われる
- エストロゲン、プロゲステロンとも減少していき、不要になった
卵子と子宮内膜が月経として体外に排出される。
このように、2つの女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」の量が変化することによって、月経周期が生まれています。
PMSの原因とは?
月経が始まるときは、「エストロゲン」「プロゲステロン」の両方が減少していますが、この2つのホルモンが減少することで、イライラしたり、気分が落ち込んだり、何となくやる気が出なかったり・・・とPMSの原因に関係していると言われています。
おすすめアロマ
イライラや落ち込みなど、気分の浮き沈みを優しくリラックスさせてくれるもの、ホルモンバランスを整える働きをサポートしてくれる、精油がおすすめです。
- ラベンダー・・・気持ちをゆっくり鎮めてリラックスさせる
- ゼラニウム・・・女性ホルモンに似た働きがあり、ホルモンバランスを
整える。また、血液やリンパ液の循環を促して、むくみなどの解消に役立つ。 - クラリセージ・・・女性ホルモンに似た働きがあり、ホルモンバランスを
整えるとともに、緊張を和らげてくれる。また、筋肉のコリなどを緩和
してくれる効果も期待できる。
アロマによるセルフケア
お風呂に精油を1~5滴入れて、入浴を楽しむだけの「アロマバス」は手軽に楽しめるので、おすすめですよ。
お風呂でゆっくり温まりながら、香りの効果で心も体も癒されますよ。
また、プラスで粗塩をひとつまみ、一緒に入れると温浴効果が高まりますので、粗塩がご準備できる方は、ぜひ一緒にいれてみてください。
アロマディフューザーやアロマランプを使った「芳香浴」もおすすめです!
寝室やリビングなどで、香りを漂わせておけば、ついイライラしてしまう気持ちも和らいでいきます。
アロマを楽しく取り入れて、心と体をケアしよう♪
一番大切なのは、自分の好きな香りであるということです。
おすすめの精油であっても、自分の好きな香りでなければ、あまり気分は良くならないですよね。
ご自分の好きな香りこそ、一番リラックスできる香りになりますので、おすすめ精油以外の香りが好きなんだけど・・・という方は、無理に違う精油を使うのではなく、ぜひ、普段のお気に入りの香りを使ってください。
お気に入りの精油とブレンドして使ってみる、というのも一つの手ですよ♪
イライラや落ち込み、そして身体のケアに、ぜひアロマを楽しみながら取り入れてみましょう。
今回の情報が、少しでもご参考になれば幸いです♪
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