皆さんは、普段納豆をよく食べていますか?

好き嫌いが分かれる食品ではありますが、健康のために毎日食べている、というかたも多いと思います。

確かに納豆は、栄養豊富で積極的に取り入れた方がよい食品です。
しかし、食べる時間まで意識していますか?

実は、納豆を食べる時間帯として、一番良いのは夜といわれています。

なぜ、朝や昼よりも夜に食べたほうがよいのでしょうか?
今回は、夜に納豆を食べること「夜納豆」のススメについて、お伝えしていきます!

スポンサーリンク

ナットウキナーゼの効果とは?寝ている間に効く!?

納豆といえば、有名な成分に「ナットウキナーゼ」がありますよね。
「ナットウキナーゼ」は、血液をサラサラにしてくれる働きがあります。

そして、この「ナットウキナーゼ」は、食べた後も10~12時間くらい、働き続けてくれるものなのです。

血液がドロドロになりやすい時間帯はです!
寝ている間は、水分を取ることができませんよね?
なので、夜寝ている間は、最も血液がドロドロになりやすい時間といわれています。

この夜の時間帯に、ナットウキナーゼに働いてもらうためには、夜の7時~8時くらいまでに納豆を食べておくことが理想です。朝まで血液がドロドロになる状態を防いでくれます。

夜、わざわざ起きて水分を取るなんてことは、なかなかできませんので、体の中でナットウキナーゼに働いてもらえばよいということですね。

血液がドロドロになりやすい、夜の時間帯は、血栓が一番出来やすい時間帯でもあります。

血栓ができ、血管が詰まってしまうと、心筋梗塞や脳梗塞などにつながる可能性もありますので、夜の時間帯のドロドロ血液を改善することは、様々な病気のリスクから身を守るということになります。

夜に納豆を食べることで、睡眠中にナットウキナーゼに働いてもらうことができるのです。

夜納豆のメリット<美肌>

夜納豆のメリットは、血液のドロドロを防ぐだけではありません。

美肌の観点でもよいのです。

私たちの身体は、睡眠中に成長ホルモンが分泌されています。この成長ホルモンは、肌のダメージを修復をしてくれたり、肌のコンディションを整えてくれる働きがあります。

納豆に含まれる「アルギニン」はその分泌を助ける働きがあるので、新陳代謝を活発にし、皮膚の修復効果を高めてくれると言われています。

また、納豆の原料である、大豆に含まれている「イソフラボン」は、肌が日中の時間帯に受けたダメージを分解してくれる働きがあります。

睡眠時間中に肌のダメージを修復する力を、納豆でサポートすることで、美肌を保つことにもつながる、ということですね♪

スポンサーリンク

夜納豆のメリット<疲労回復>

夜納豆の2つ目のメリットは「疲労回復」です!

よく、寝たはずなのに、朝起きても何だか体がだるいということってありませんか?

これは、まだ疲れが残っていたり、睡眠中に血液がドロドロになることで、むくみが出ていることが関係しています。

しかし、ナットウキナーゼの部分でご紹介した通り、夜に納豆を食べると、血液をサラサラに保つサポートをしてくれますので、血流の流れが良くなり、むくみの解消につながります。

他にも、納豆には、抗酸化作用のある成分も含まれていますので、体内の毒素や老廃物を身体の外に排出しやすくしてくれる働きもあります。

血流が良くなり、老廃物の排出を促してくれることで、疲労回復に役立つ、というわけなのです。

夜納豆のメリット<風邪予防>

納豆って、風邪の予防にも役立つことをご存知ですか?

納豆に含まれる「ジピコリン酸」という成分が関係しているのですが、この成分は抗菌殺菌作用を持っています。

寝ている時間帯は、唾液の分泌量が減り、水分を取らないため、乾燥しやすく、その結果、口の中でウィルスが繁殖しやすい状態となります。

この時間帯は、風邪を引くリスクが高い時間帯ともいえます。

しかし、夜に納豆を食べておくことで、この「ジピコリン酸」が、夜の時間帯もウィルスが繁殖しないように働いてくれるのです。

無防備な睡眠中も、ウイルスから身体を守ってくれるということですね!

納豆を食べるタイミングについて、詳しく知っておこう!

納豆の効果を、よりパワーアップさせるために、納豆を食べるタイミングについても、知っておきましょう!

まず、納豆は買ってすぐに食べるのではなく、2~3日ほど冷蔵庫で寝かしてから食べるのが良いといわれています。

少し寝かせることで、発酵が進み、納豆菌やナットウキナーゼ、そしてビタミンK2などの、有効成分の量が増えるからです。

ただし、発酵が進みすぎてしまうと、再発酵が起きて、アンモニア臭がしてしまうので、賞味期限までには食べるようにしましょうね。

また、食べる20分前には、冷蔵庫から出しておくのもポイントです。
納豆は常温で発酵が進みます。発酵が進むことで、ビタミンKが増殖し、食感も柔らかくなり、粘りも増すので、より美味しく食べることができます。

ちなみに、納豆を使った色々なレシピがありますが、納豆チャーハンなどにする場合、納豆自体を加熱するのはNGなので注意しましょう!

納豆に含まれる成分「ナットウキナーゼ」は熱に弱いため、加熱してしまうとせっかくの有効成分が壊れてしまいます。

料理に使いたい、という場合は70度以下であれば、成分が壊れる心配がありませんので、仕上げのタイミングで入れるなど、納豆を高温にさらさないようにしましょう。

納豆を食べるポイントをまとめておきます!
この3つのポイントを押さえて、納豆の成分をより効果的に取り入れていきましょう!

  • 2~3日冷蔵庫で寝かせる!
  • 食べる20分前には、冷蔵庫から出し、常温に置いておく!
  • 料理に入れるときは、加熱せず、仕上げのタイミングで入れる!

夜に納豆を食べて、健康な身体を維持しよう!

いかがでしたか?

毎日納豆を食べている方も、たまに食べるという方も、食べる時間帯についても意識してみるといいかもしれませんね。

特に睡眠中は、水分も取れず、乾燥しやすく・・・と体は無防備な状態になっていますので、その時間帯に体の中で、有効成分が働いてくれるのは助かりますよね。

食べる時間帯をあまり気にしていなかった、という方は、ぜひ夜納豆を試してみてください!

また、いくら身体によいからといっても、やはり食べ過ぎには注意が必要です。納豆には「イソフラボン」などの成分が含まれていますが、この「イソフラボン」は女性ホルモンに似た働きをするため、過剰に摂りすぎてしまうと、ホルモンバランスの乱れを起こしてしまう可能性があります。

納豆を食べるなら、1日1パックで十分ですので、くれぐれも食べ過ぎにはご注意くださいね!

今回の情報が、少しでもご参考になれば幸いです♪