私は2020年9月に愛知県で行われた登録販売者試験を受け、合格しました。
勉強期間は1か月という短期決戦でした。
本来ならもっと余裕を持って勉強すべきですが、1か月でも十分間に合います!
今回は登録販売者合格までに使用した参考書やテキスト・勉強法や具体的な実践スケジュールについて私の体験談をご紹介します!
Contents
登録販売者に1ヶ月で合格する方法
登録販売者試験を受けるための勉強期間は通常『3か月~6か月』と言われています。
ギリギリで焦らなくても済むように、本来なら3か月以上あると良いのですが、この記事を見て下さっている方は、
「気付いたら1か月しかなかった・・・」
「何とか最短ルートで合格したい」
と思っている方が多いと思います。
安心してください。決して余裕とは言えませんが1か月でも間に合います!
私は普段会社員として働いているため、平日使える時間にも限りがありましたが、何とか1か月で合格に辿り着くことができました。
しかし、時間に限りがあるのは事実ですので、効率的に勉強する必要があります。
登録販売者試験に1ヶ月で合格するために、私が重要だと感じたことは、
① 出題ポイントをおさえる ② 繰り返し読んで記憶する ③ 過去問を必ず解く(少なくとも3年分以上) |
です。
元々私が登録販売者の試験を受けようと思った理由は、実家の仕事の関係で将来的に必要になるかもしれないから、というものでした。
今までドラッグストアで働いたり、薬に関する知識に触れたことは一切ありません。
予備知識ゼロからのスタートでした。
「ゼロからのスタートだし余裕を持って勉強しよう!」と試験半年前は意気込んでいたのですが・・・
『試験勉強はギリギリにならないとエンジンがかからない』という昔からの悪いクセが出てしまいました。
さすがにもうヤバいと気付いたのが1か月前。
予備知識ゼロ、残り1か月でしたが、上の3つを実施することで乗り切ることができました!
登録販売者に1ヶ月で合格するための参考書・テキストは?
登録販売者試験を受けるために、私が使った参考書・テキストは2種類です。
① 7日間でうかる!登録販売者テキスト&問題集2020 ② ユーキャン 登録販売者講座 |
私の場合、ユーキャンの通信講座を最初に申し込んでいたので、元々それだけで勉強するつもりでした。
しかし、いざテキストを読み始めて3日後
「1か月ではとても読み終わる気がしない・・・」
「(薬の成分名など)単語が全く頭に入ってこない」
と挫折寸前に。
とにかくテキストを最初から読んでいたので、『木を見て森を見ず』状態になっていたのです。
まずは全体像をおさえなければと思い、
全体をざっくり学ぶ → 細かい部分を補う
という戦法に変えるために「7日間でうかる!登録販売者テキスト&問題集2020」を投入しました。
それぞれのテキストのポイントをご紹介していきます!
参考書・テキスト① 7日間でうかる!登録販売者テキスト&問題集2020
『7日間でうかる!』と銘打っているだけあって、登録販売者試験に受かるために最低限必要なポイントがギュッとまとめられています。
さすがに7日間で受かるのは、事前知識なしではかなり無理があると思いますが・・・。
何といっても、このテキストの一番良いところは、とにかく試験に合格するためには100点満点を取る必要はないとして重要なところに絞っていること。
いざ勉強しようと範囲を確認して分かるのですが、登録販売者の試験範囲はかなり広範囲です。
一番覚えることが多い薬の成分や効能の知識の他に、人体の構造や薬の販売に関する法律なども覚えなくてはいけません。
全てを完璧に網羅しようと思うと、相当な量になり、当然時間も必要です。
1か月という短い時間の中では、いかに全体像を早くつかんで、自分の苦手ポイントを中心に繰り返し学習できるかが大きなポイントになると思います。
とにかく最短で全体像を掴んで、試験に出るポイントはどこなのかを最初に理解するだけで、この後、細かい部分を勉強していくのがグッと楽になります。
1か月ではなくもっと時間に余裕があるという方でも、まず最初の1冊として全体像と重要ポイントを掴むことができるのでオススメですよ!
参考書・テキスト② ユーキャン 登録販売者講座(通信講座)
私が最初に購入したテキストです。
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価格は2020年時点で、49,000円(一括払い)と高額ですが、通信教育ならではの充実度。
標準学習期間はかなり長めの『8か月』となっています。
しかし、私には1か月しかありません。
なので、テキストを読むことは諦めました・・・。
実際に使用したのは、テキスト以外の4点。
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「ポイント&チェック」はテキストの要点がコンパクトにまとめられていて、持ち運びしやすい手のひらサイズの冊子で一番よく使いました!
試験当日も会場が遠く2時間くらいかかったので、行くまでの間にこちらをザっと読み通して総復習もできました。
「7日間でうかる!登録販売者テキスト&問題集2020」よりも細かい内容になっているので、そちらで補いきれない知識をこの冊子で補填する形になります。
もちろん、本来なら4冊あるテキストをしっかり読むべきなのですが「ポイント&チェック」はテキストの内容がシンプルにまとまっているので、十分な知識が得られました。
そしてユーキャンはじめ、通信講座全般に言えることですが、添削問題や模試は全てWEBで受けられるのは本当に便利!
自宅だけでなく会社のお昼時間や通勤時間にスマホで問題を解くことができるのが、本当に使い勝手が良かったです。
「今日はカフェで2章分試験問題を解いてから帰ろう」など、場所を変えることで気分転換しながら勉強することができました!
外に出るときは、小さな「ポイント&チェック」とスマホさえあればどこでも勉強できるので、仕事などで外出しなければいけない人にとってはWEBを使えるのはやっぱり大きなメリットだと思います。
登録販売者に1ヶ月で合格するために最大の山場はココ!
登録販売者の試験範囲は大きく5つの章に分かれています。
第1章:医薬品に共通する特性と基本的な知識 第2章:人体の働きと医薬品 第3章:主な医薬品とその作用 第4章:薬事関係法規・制度 第5章:医薬品の適正使用・安全対策 |
人により得意・苦手な分野は違いますが、最も多くの人が難関だと感じるのが
『第3章:主な医薬品とその作用』
と言われています。
私もこの章で心がボキっと折れそうになりました。
一番ボリュームが多く、試験問題も他の章が1章あたり20問なのに対し、第3章だけ40問と倍の量。
風邪薬に頭痛薬、アレルギー薬に乗り物酔い防止薬、胃腸薬・・・とあらゆる市販薬に入っている成分とその薬効・禁忌事項などを覚えていかなければなりません。
「クロルフェニラミンマレイン酸塩」とか、人生で初めて聞く単語のオンパレードです。
他の章ももちろん覚えなければなりませんが、覚える量の多さと、初心者にとって単語の訳の分からなさは断然この3章だと思います。
1か月で合格を目指すためには、この第3章をいかに繰り返して記憶に定着させられるかがカギとなってきます。
登録販売者に1ヶ月で合格するための勉強法
1か月で合格するために重要なこと
冒頭でもお伝えしましたが、登録販売者試験に1ヶ月で合格するために意識したのは3つです。
① 出題ポイントをおさえる ② 繰り返し読んで記憶する ③ 過去問を必ず解く(少なくとも3年分以上) |
各ポイントを詳しく説明していきます。
①出題ポイントをおさえる
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出題ポイントをおさえるために「7日間でうかる!登録販売者テキスト&問題集」で頻出ポイントを、ユーキャンの「ポイント&チェック」でもう少し細かいポイントと2段階で知識をインプットしました。
まずはざっくり大枠を学んで、その後継ぎ足しをするというイメージですね。
②繰り返し読んで記憶する
とにかく1度で覚えきろうとするのではなく、何度が同じところを繰り返すことで、少しずつ記憶量を増やしました。
最初は覚えきれないと思うところでも、繰り返すことで少しずつ記憶に入ってきます。
暗記方法は人によって好きなやり方が違うと思いますが、私は1冊を複数回繰り返すことで、記憶にインプットしていきました!
この後、具体的なスケジュールもご紹介しますので参考にしてくださいね。
③過去問を必ず解く
過去問を解くのは、どんな試験でも共通ですよね。
登録販売者試験は全問マークシート形式で、過去と似たような形式の問題がほとんどです。
中には「あれ?この文章過去問で見たような」と思うくらい同じ文面も。
とにかくパターンに慣れるために、過去問は最低でも3年分以上解くようにしましょう!
「7日間でうかる!登録販売者テキスト&問題集」には1年分の過去問、ユーキャンの通信講座には2年分の過去問、さらに過去問に似た形式の分野別問題集が付いていましたので、私の場合これ以外の問題集は購入していません。
購入したテキストに過去問が1年分しかないなど少ない場合は、過去問が乗っているテキストをもう1冊購入するのがオススメです。
1か月で合格するための勉強スケジュール
1か月の私の勉強スケジュールをご紹介します。
✓ 1週目:「7日間でうかる!登録販売者テキスト&問題集」を1日1章(全7章) ✓ 2週目:「7日間でうかる!登録販売者テキスト&問題集」を1日1章 ✓ 3週目前半:「7日間でうかる!登録販売者テキスト&問題集」の「第3章:主な医薬品とその作用」に該当する部分 ✓ 3週目後半:過去問を2年分、間違えた問題をテキストで復習 ✓ 4週目前半:苦手な部分を復習 ✓ 4週目後半:「7日間でうかる!登録販売者テキスト&問題集」を1日2章 |
まず1週目にテキストを一通り読み終えて、全体像を掴みます。
最初から全てを頭に入れて覚えようとすると進まなくなってしまうので、まずはサラッと読むくらいの感覚で進めていきました。
2週目はテキストをもう1周しながら、ユーキャンの「ポイント&チェック」も投入し、より細かい知識を入れて、ここでは可能な限り暗記をしていきました。
さらに各章ごとに問題集にチャレンジすることで記憶を深めます。
3週目前半は一番覚える量の多い「第3章:主な医薬品とその作用」を重点的に勉強しました。
1週目、2週目で何度か見てきているので、少しずつ抵抗も減り、覚えていることも増えてきました。
まだ覚えられない部分を中心にとにかく覚えるまで、何度も繰り返しました。
3週目後半~4週目前半は、過去問に挑戦しつつ、苦手な部分の復習です。
過去問は実際の試験では240分(4時間)なので、1年分やるだけで相当な時間がかかると思うかもしれませんが、半分くらいで終わりました。
実際の試験では前半・後半と2部構成になりますが、それぞれ1時間くらい経つと途中退室ができるのですが、結構多くの人が退出して試験時間の最後まで残っている人の方が少ないくらいです。
覚えているかどうかなので、試験時間がギリギリになることは、ほとんどないと思います。
本番だとマークシートを塗ったり、何度も見直したりと時間をかけますが、過去問練習で問題を解くだけならサクサクいけば半分もかからないと思います。
4週目後半はちょっとハードスケジュールですが、とにかく『総復習』です!
今までのおさらいということで、覚えている部分はサーっと流し読み、ちょっと不安なところはじっくり読みなおす感じで進めていきました。
最後に残しておいた過去問1年分を解いて、自信も付いたところで『いざ本番』です。
成分名など初めて出会う言葉が多くて、最初は挫折しそうになりましたが、とにかく繰り返すことで慣れていくことができました!
平日に帰りが遅くなって予定より進まなかった分は、土日にカバーすることも大切ですね。
登録販売者に1ヶ月で合格する方法!参考書や勉強法に実践スケジュールも【まとめ】
登録販売者試験に1ヶ月で合格した体験談として、勉強方法や参考書をご紹介しました。
もっと余裕持って勉強すれば良いというのはもちろんですが、もしあと1か月しかなくても諦める必要はありません!
予備知識ゼロでもとにかく全体像を早く掴んで、繰り返して記憶に入れていくことで乗り切ることができました。
これから勉強を考えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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